子どものために学資保険?それ、本当に必要?

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実はちょうど明日が娘の入学式なので、親が気になる話題を提供しますね。

学資保険に入って「安心した気になる」罠

「子どもが生まれたから、とりあえず学資保険に入りました」

あなたのまわりでも、こんな人いませんか?

かく言う私も、かつてはそうでした。正直、保険の内容なんてろくに理解もせず、「これで教育資金は安心だ」と思い込んでいたのです。

でも、実際に数字を見てみると驚きます。返戻率はせいぜい105〜110%。15年預けてやっと10%増えるようなペースです。つまり、年利に直すと1%未満の運用効率。

一方で、途中で解約すれば元本割れ。インフレが起きれば実質目減り。そもそも、保険会社が運用している投資商品よりも、自分で投資した方がよっぽど増える時代です。

学資保険は「お金を減らさない工夫」であって、「お金を増やす仕組み」ではない。

なのに、なぜ多くの人が学資保険を選ぶのか。

それは、「とりあえずこれに入っておけば大丈夫」という思考停止と、”親としてちゃんとやってる感”を得たいという見栄です。

本当に「保険」で備えるべきリスクとは?

そもそも保険というのは、本来”起きてほしくないけれど、起きたときにダメージが大きすぎるもの”に備えるためのものです。

たとえば、

  • 親が亡くなって収入が絶たれる(死亡保障)
  • 大病にかかって長期入院する(医療保険)

これらは人生を根底から揺るがすリスク。

一方、子どもの教育資金は確かに大きなお金ですが、「予測できる未来」です。

つまり、毎月計画的に積み立てれば十分に備えられる。

それをわざわざ年利1%未満の低効率商品で縛り付ける理由があるでしょうか?

本当に必要なのは、”投資や運用を学ぶこと”と、”収入が途絶えたときのための保障”。

順序が逆なんです。

積立投資という「攻めの学資準備」

私は今、子どもの教育資金を「つみたてNISA」で積み立てています。

インデックスファンドを中心に、毎月3万円ずつ。

年間36万円、10年で360万円。年利5%で運用できれば、10年後にはおよそ470万円になります。

これが学資保険なら、ほぼ元本+αで終わり。

もちろん投資にはリスクがあります。

でも、子どもが小さいうちからコツコツ積み立てていれば、時間という最大の味方がつく。

“元本保証”という言葉に縛られて、”増やすチャンス”を逃してはいけません。

学資保険に入ってはいけない3つの理由

■ 1. 運用効率が悪すぎる

返戻率110%と聞くと「ちょっと増える」と感じるかもしれませんが、15年で10%です。年利換算すれば0.6%〜0.7%。物価が2%上がれば、それだけで実質マイナスです。

■ 2. 途中解約で元本割れ

急にお金が必要になったとき、学資保険は足かせになります。途中で解約すれば、戻ってくる金額は元本を下回る可能性が高いからです。柔軟性がないのは家計の大敵です。

■ 3. 自分で積み立て+投資すればもっと増える

楽天証券やSBI証券なら、毎月自動で積み立てが可能です。ファンドも選べて、運用コストも安い。情報も豊富。何より自分で管理できる安心感があります。

「学資保険に入っておけば安心」という時代は、もう終わっているのです。

では、どう備えるのが正解か?

私のおすすめは、こうです:

  1. 家計を見直して、毎月の積立余力を確保
  2. つみたてNISAなどで運用をスタート
  3. 保険は「生命・医療」など本当に必要なものだけ

大切なのは、”考えることをやめない”こと。

「なんとなく不安だから」「みんな入ってるから」 そんな理由で、あなたの大切なお金と時間をムダにしてはいけません。

子どもの将来を守るのは、契約書のハンコではなく、あなたの判断力です。

今すぐ「思考停止の安心」から抜け出そう

学資保険を否定するわけではありません。

ただ、それが”ベストな選択肢か?”という視点は、誰もが持つべきです。

あなたが40代で、これからますます教育費が重くのしかかる年代なら、 「本当にこれでいいのか?」と一度立ち止まるべきタイミングです。

私たちは、”子どもの未来のため”という美名のもと、 考えることをやめ、搾取されているかもしれない。

どうか今日をきっかけに、 あなた自身の力で未来を守る選択をしてください。

それが本当の意味で、”子どものため”になるはずです。

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