「この株、上がりますよ」に飛びつくあなたへ
「○○銀行の担当者が言ってました。あの会社、これから伸びるって」 「証券会社が勧めるなら間違いないですよね?」
そんな言葉を信じて、株や投資信託にお金を突っ込んだ経験はありませんか?
私にも覚えがあります。建築業で独立していた頃、ある証券マンの話を鵜呑みにして投資信託を始めました。結果、思ったようなリターンは得られず、むしろマイナス。信じた相手を恨んだ時期もありました。
でも、今ならはっきりわかります。
損をした原因は、他人ではなく「自分の無知さ」だったと。

なぜ人は「他人の話」を信じたくなるのか?
それは、考えるのが面倒だからです。
40代。子育て、住宅ローン、仕事のプレッシャー——。
時間も体力もギリギリの中で、 「ラクに儲かる方法」が目の前に現れたら、飛びつきたくなるのは当然です。
でも、それこそが「貧乏人思考」。
・自分では調べない ・勧められたものをそのまま買う ・うまくいかないと、相手のせいにする
この思考では、絶対に資産は増えません。
私が1000万円の借金を抱えて倒産したのも、まさにこの「思考停止」が原因でした。

銀行も証券会社も「あなたの味方」ではない
これは断言します。
金融機関は、あなたに儲けさせるために存在していません。
彼らの目的は、
- ノルマを達成すること
- 手数料を稼ぐこと
つまり、「売ること」こそが仕事なのです。
たとえ、その商品があなたにとって最適でなくても、 「売る理由」があれば勧めてきます。
特に、
- 特定の個別株
- 手数料の高いアクティブファンド
これらは“売る側が得をする商品”であり、 “買う側が損をしやすい商品”でもあります。

「自分で考える力」が貧乏を脱出させる
私が借金1000万円から立ち直れたのは、 「投資で儲けたから」ではありません。
「考える力」を身につけたからです。
- どの投資商品がどういう仕組みで利益を出すのか?
- どれくらいのリスクがあるのか?
- 手数料は?税金は?
- なぜ今この商品を勧めてくるのか?
そういったことを一つひとつ学び、 「なんとなく良さそう」では絶対に買わないようにしたのです。

「情報を選ぶ力」があなたの資産を守る
今の時代、
- SNSで流れてくる投資情報
- YouTubeのおすすめ株動画
- 金融機関からのDMや営業トーク
情報は溢れています。
でも大事なのは、 「その情報は、誰がどんな目的で発信しているのか?」を見抜く力です。
例えば、 「これからAI関連が伸びる!このETFがオススメ!」という投稿があったら、
- その人は投資家か?販売者か?
- 根拠は何か?
- 自分の投資目的と合っているか?
と立ち止まって考えるクセを持つ。
これが「情報弱者」から抜け出す第一歩です。

今すぐ実践すべき3つのこと
■ 1. 投資の目的を明確にする
「何のために増やしたいのか?」がはっきりしていないと、ブレます。
- 老後資金?
- 子どもの教育費?
- 生活費の補填?
目的によって、投資すべき商品も、リスク許容度も変わります。
■ 2. 自分で学ぶ時間を作る
毎日10分でも構いません。
- 本を読む
- 信頼できるブログやYouTubeをチェック
- 自分で計算してみる
「知らない」は、ただの怠慢です。
■ 3. 他人の意見は「参考」でしかないと理解する
「これが絶対おすすめ!」という言葉ほど、疑ってください。
情報は「ヒント」であり、「答え」ではない。 答えは、自分の中にしかないのです。
「自分で考える人生」への第一歩を踏み出そう
もしあなたが今、
- 銀行員や証券マンの話を信じて失敗した経験がある
- なんとなく勧められた投資信託を買っている
- 「これから伸びる株」を聞いてすぐに飛びついてしまう
のであれば、今日からその癖をやめましょう。
誰かのせいにする人生は、もう終わりです。
他人に任せる投資では、一生お金は増えない。
あなた自身が、
- 情報を選び、
- 考え、
- 判断し、
- 行動する
そうやって初めて、資産は「守られ」「増えて」いくのです。
「他人任せの投資」を今すぐ卒業し、 「自分で考える投資」を始めましょう。
それが、40代からの資産形成を成功させる唯一の道です。

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