「増やすほど、壊れていく。多くの人が誤解している“複利運用”の真実」

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「“複利運用”が危険な理由、知ってますか?」

「複利で運用すれば、雪だるま式に資産が増えていく」
この言葉を、あなたも一度は耳にしたことがあるはずです。

最初は小さな金額でも、利益を再投資し続ければ、時間とともにどんどん膨らんでいく。まるで魔法のような理屈です。私自身も、投資と出会ったころは、この考え方を信じて疑いませんでした。むしろ、「複利こそ正義だ」とまで思っていたのです。

けれど、あるとき私は気づいてしまいました。

「複利は、利益だけでなく、リスクまでも加速させる」
という、あまり語られない真実に…。

私は大学卒業後、教師になり、その後、建築業界へ転職しました。27歳で独立し、36歳で1000万円の借金を抱えて倒産。すべてを失ったところから、なんとか立ち上がろうとして手を伸ばしたのが投資の世界でした。そしてFX自動売買、いわゆるEAと出会います。

「これなら、自分が働いていない間にもお金が増えるかもしれない」
そう期待して、EAを動かし始めました。

最初はうまくいきました。少しずつ資金が増えていく。そこで私は考えました。

「じゃあ、この利益も、また次に回そう」
「複利で運用すれば、もっと早く増えるはずだ」と。

それは一見、賢い判断のように思えました。

しかし、相場は静かに教えてくれました。

複利とは、「利益」だけでなく、「損失」も指数関数的に大きくするということを。

たとえば、100万円が110万円になったら、次は110万円で運用する。これが複利です。ですが、もし次のトレードで10%負けた場合、失うのは11万円になります。最初の元本よりも、大きなダメージです。

これが、複利の本当の顔です。

増えるときは気持ちいい。
でも減るときは、想像以上に痛い。

しかも、ここに人間の心理が加わることで、さらに危険度が増していきます。

「ここまで増えたんだから、もう少しいけるはずだ」
「これが複利の力だ」
「今止めたら、もったいない」

こうして、私はどんどんリスクを拡大させていきました。いつの間にか、本来の目的だった「安定」と「再起」から、ただの「欲」に引っ張られていたのです。

気づいた時には、一度の大きな負けで、数ヶ月、場合によっては1年以上分の利益が消えていました。

そのとき、初めて理解したのです。

複利は「優しい味方」でもあり、同時に「最も危険な加速装置」でもあるということを。

世の中では、複利の「明るい未来」の部分だけが強調されます。
ですが、本当に語られるべきなのは、その裏にある「制御できない力」です。

プロの投資家やEA設計者たちは、複利そのものを否定しているわけではありません。
ただ、こう考えているのです。

「複利に任せるのではなく、複利を“管理”しなければならない」

つまり、

・どこから複利をかけるのか
・どこで一度利益を抜くのか
・どこで元本を守るのか
・どの段階でリセットするのか

これを決めずに複利運用をするというのは、ブレーキのない車でスピードを上げているのと同じなのです。

昔の私は、「もっと増やせるかどうか」ばかりを見ていました。
でも今の私は、「どこで一度止めるか」を一番に考えています。

そして、この考え方に変えてから、不思議なことが起きました。

資金の増え方は一時的にゆっくりになったのに、
心の不安は、圧倒的に減ったのです。

夜、チャートが気になって眠れないこともなくなった。
朝、口座を見るのが怖くなくなった。

結果的に、トータルの利益も、以前より安定するようになっていきました。

多くの人が、「複利を最大化する方法」を探しています。
でも、本当に必要なのは、

**「複利で、自分を壊さない方法」**なのです。

もし今、あなたが、

・利益を全額再投資している
・複利こそ最強だと信じている
・でもどこかで不安を感じている

そうであれば、その感覚は間違っていません。

むしろ、その不安こそが、あなたの資産を守ろうとする本能です。

私は、実際に自分自身が体験し、検証し、生き残ってきた複利の使い方と、EA運用のルールを、公式LINEで共有しています。

それは、「もっと儲けよう」という話ではありません。

「どうすれば、壊れずに続けられるか」
ただ、その一点に焦点を当てたものです。

複利は、あなたの味方にもなります。
でも、扱い方を間違えれば、容赦なく牙をむきます。

ここまで読んでくださったあなたなら、もう気づいているはずです。

大切なのは、「増やすこと」ではなく、
「増やし続けられる自分でいること」だということに。

あとは、行動するかどうかだけです。

今この瞬間から、考え方ひとつで、未来は変わります。

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