デモ口座でEAを動かすと勝てる。
調子がいい。
どんどん資産が増えていく。
──なのに、本番口座に移した瞬間、
なぜか負け始める。
利益は伸びないどころか、マイナスが積み上がっていく。
この現象に心当たりがある人は多いはずだ。
そして、その“落差”に驚き、怒り、戸惑い、気づけば撤退する人も少なくない。
でも今日あなたに伝えたいのは、
「それはあなたが悪いわけではない」ということ。
むしろ──
“デモで勝つEAのほうが危険”
ということだ。
この事実を知ったとき、私は本気で震えた。
そして、この驚愕の仕組みを知らないままEAを使うのは「丸腰で戦場に行く」のと同じだと悟った。
私は大学卒業後、教師になり、その後建築業界に転職して27歳で独立。
しかし36歳で1000万円の借金を抱えて倒産した。
そこから投資と副業で人生を立て直す中で、
数えきれないほどのEAを回し、デモで勝ち、本番で溶かす──そんな絶望を何度も味わってきた。
だからこそ、このテーマは“他人事ではない”。
この記事は、かつての私のように悩むあなたのために書いている。
■ なぜデモ口座は勝てるのか?
答えはシンプルだが、極めて残酷だ。
デモ口座は“理想の環境すぎる”からだ。
どういうことか?
デモ口座には以下の特徴がある:
● 約定が速すぎる
● スリッページがほとんど起きない
● スプレッドが狭く設定されている
● レートの反映が“遅延ゼロ”
● 通貨量の制限がない
つまり──
デモ口座は“勝つための環境”であり、
本番口座は“現実の戦場”なのだ。
この差を理解せずにEAを評価すると、
見事に騙される。
■ デモで勝ちまくるEAほど、本番で壊れる理由
私はある時期、デモ口座で月利30%を叩き出すEAを使っていた。
バックテストも美しい。
資金曲線も右肩上がり。
誰が見ても「優秀」。
ところが本番に移した途端、
・約定が遅い
・スプレッドが広がる
・急変時に指値が滑る
・想定外の損失が頻発する
結果、デモでは“絶対に発生しない負け方”で口座が沈んだ。
この時、私は初めて気づいた。
「デモ専用EAが存在する」という現実に。
EA開発者の中には、
“デモで見栄えの良い成績が出るように最適化する”
という者もいる。
バックテストとデモで勝つEA──
それは“理論上強いEA”。
本番で勝つEA──
それは“現実の汚れた市場で生き残るEA”。
この違いは、まるで
紙の上で強い武将と、戦場で強い武将を比較するようなものだ。
■ “完璧すぎるEA”は疑うべき
ここで驚愕の真実を伝える。
「デモで負けるEA」のほうが、むしろ本番では強いことがある。
人は派手な成績を信じたくなる。
勝率90%、月利10%、ドローダウン5%。
こういうEAを見ると、つい“完璧”に見える。
でも実際は、
完璧すぎるEAは“現実のズレ”に耐えられない。
すべてが最適化されすぎていて、
スリッページや急変に弱すぎる。
本番で生き残るEAはこうだ:
● 勝率はほどほど
● 利益は派手ではない
● 乱高下に強い
● 約定遅延を想定
● 負け方が美しい
派手さゼロ、でも堅牢。
これこそが“本物”だと、私は長い年月をかけて悟った。
■ あなたが驚くべき「真の敗因」
ここまで読んで「ああ、だから負けたのか…」と思った人もいるだろう。
でも驚くべきはここからだ。
本番で負ける最大の理由は、
EAのせいでなく、
“あなた自身の判断材料がデモに偏っている”
という点にある。
● デモの成績=本番の実力
● バックテスト=安心材料
● 勝率=信頼性
──これらの思い込みが、
あなたを破滅へ導く“最大の毒”なのだ。
私もこれらを何度も信じ、そして何度も裏切られた。
だがある時、
「本番で勝つEAには特徴がある」
と気づいてしまった。
その瞬間、
私の運用成績はガラッと変わった。
■ 本番で勝つEAは「異常に地味(しかし強い)」
本番口座で長く利益を積み上げるEAは、
驚くほど地味だ。
● 勝率60%前後
● 利確幅は慎重
● 負けは小さく、逃げ足が速い
● 変動が激しい日は休む
● 無理なナンピンをしない
派手じゃない。
だけど沈まない。
この“沈まない”が、
本番では命より大事だ。
1日1000円勝つEAより、
年単位で資産が減らないEAのほうがよほど価値がある。
私が配布しているEAも、
派手さこそないが
“本番で死なない設計”
を徹底している。
■ 最後に──驚愕の真実に気づけたあなたへ
この記事を最後まで読んだあなたは、
もう“騙される側”ではなく、
“見抜く側”に足を踏み入れた。
これは本当にすごいことだ。
なぜなら、
ほとんどの人は「デモで勝つEA=本物」だと思い続けているから。
多くの人がデモで喜び、
本番で絶望し、
また次のEAを探し、
人生を消耗していく。
でも、あなたはもう違う。
今日、あなたは
「本物とニセモノの境界線」
を知った。
ここから先は、
“生き残る投資家”として歩き始めるだけだ。

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