「勝てるロジックさえ見つかれば、人生は変わる」
かつての私は、本気でそう信じていました。
勝率90%、AI搭載、プロトレーダー監修。そんな言葉に心を掴まれ、「次こそは本物だ」「このEAならいける」そう思って、いくつもの自動売買ツールに手を出してきました。けれど、結果はどうだったか。最初は少し増える。調子がいい。ところが、そのうち伸びが止まり、不安になり、気づいた時には大きく削られている――そんな繰り返しでした。
そのたびに私は考えました。「このロジックが悪かったんだ」「次はもっと良いものを探そう」と。まるで宝探しのように、延々と“最強のEA”を探し続けていたのです。でも今ならはっきり分かります。あの頃の私に足りなかったものは、ロジックではありませんでした。
足りなかったのは、「止めるタイミング」だったのです。
私は、大学卒業後に教師になり、その後、建築会社へ転職しました。27歳で独立し、36歳のときには1000万円の借金を背負って倒産。あのときの絶望感は、今でもはっきり覚えています。「もう終わった」「すべて失った」そんな気持ちの中で、私は投資と出会いました。もう二度と同じ失敗はしたくない。その想いだけで、必死に勉強し、経験し、失敗し、学び続けてきました。
だからこそ断言できます。EAで勝つ人と負ける人の違いは、ほとんどロジックでは決まりません。
勝っている人と負けている人が使っているEAを冷静に見比べると、実はそこまで決定的な差はないことが多いのです。エントリー条件やインジケーターの種類、勝率、バックテストの結果……どれも一見すると大差ない。なのに、結果だけが天と地ほど分かれてしまう。その差を生んでいるもの。それこそが、「停止タイミング」なのです。
勝っている人は、最初にこう考えます。「このEAは、どこで止めるのか?」と。
負けている人は、こう考えます。「このEAは、どこまで勝てるのか?」と。
たったそれだけの違いが、未来を大きく分けてしまうのです。
相場は生き物です。ずっと同じ動きをすることはありません。どんなに優れたロジックであっても、いつか必ず通用しなくなる瞬間がやってきます。だからこそ大切なのは、「いつ始めるか」よりも、「いつ終わらせるか」という判断です。
しかし、多くの人はそこを決めません。なぜなら、止めるという行為には「終わり」や「失敗」を感じてしまうからです。せっかく見つけたEAを止めるのは、どこか自分の選択が間違っていたように感じる。だから、「もう少し様子を見よう」「きっとまた戻るはずだ」と、自分に言い聞かせながら、ズルズルと動かし続けてしまう。そして気づいたときには、大きなダメージを受けている。
私も何度も、それを繰り返しました。
けれどある時、発想を変えました。「勝ちたい」ではなく、「絶対に致命傷を受けない」と決めたのです。そのために、最初からはっきりと“出口”を作りました。
・いくらまでなら許容できるのか
・どんな値動きが出たら撤退するのか
・何%のドローダウンで止めるのか
これらを最初に決めた瞬間から、不思議なほど心が安定しました。なぜなら、迷わなくてよくなったからです。勝っているときも、負けているときも、ルール通りに動くだけ。そこに感情は入りません。
たとえ途中で利益が出ていたとしても、「ここまでは回す」「ここからは止める」と決めていれば、慌てて手動で止める必要はなくなります。逆に、ロジックが調子を崩し始めたら、迷わず止める。過去の実績や愛着に引きずられない。それができる人が、長く生き残るのです。
私は今、「とにかく稼ぐ」ことよりも、
「とにかく生き残る」ことを最優先にしています。
だから派手ではありません。けれど、安定しています。そして何より、夜にぐっすり眠れるようになりました。これがどれほど大きな変化か、経験した人にしか分からないかもしれません。
もし今あなたが、
・もっと勝率の高いEAを探している
・いくつものロジックに手を出して迷っている
・なかなか結果が安定しない
そんな状態にいるなら、ひとつだけ視点を変えてみてください。
「これは、どんなときに止めるEAなのか?」
この問いに答えられないなら、そのEAは、まもなくあなたを苦しめる存在になるかもしれません。逆に、この答えがはっきりしているなら、あなたはもうすでに、勝つ側の思考に近づいています。
私は、実際に自分が試し、生き残ることができた考え方と、それに基づいて調整したEAを、公式LINEで共有しています。ただ「ツール」を渡すのではなく、「なぜ止めるのか」「どう判断するのか」その思考ごと受け取ってもらうためです。
ロジックに振り回される側ではなく、ロジックを使いこなせる側へ。
EAに人生を預けるのではなく、自分のルールでEAを動かす側へ。
その一歩を踏み出すのに、特別な才能は必要ありません。
必要なのは、たったひとつの決意だけです。
「もう、同じ失敗は繰り返さない」と。
概要欄にある公式LINEでは、私が実際に使っているEAと、その“停止基準”をお伝えしています。もし、この文章をここまで読み進めたあなたが、「たしかに、自分は止め方を知らなかっただけなのかもしれない」と少しでも感じたなら、それはもう立派な変化の始まりです。
あとは、行動するかどうかだけ。
ロジック探しの旅を終えて、
「止め方を知っている人」へ。
今度は、あなたの番です。

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